九州発の激安スーパー「トライアル」が私の住んでいる千葉県にもやってきました。ITが祖業の「トライアル」はリテールテックとして注目されています。実際店舗に行ってみて面白い取組みをしていると思いました。財務も良好で今後伸びそうだなと感じたのでほんの少しですが、3株を買ってみました。
九州の激安スーパー「トライアル」
テレ東Bizでトライアル特集をやっていたので気になっていた「トライアル」。
多くの小売店と異なりITが祖業で1号店からテクノロジーを活用して店舗展開をしていたとのことで急に興味を持ち始めました。
私自身、食材の買い出しが好きでよくスーパーには行くのですが、ほとんどのスーパーは小売店からスタートした企業が多く、売り場作りや生鮮品の魅せ方なんかは上手なのですが、レジをはじめとするIT周りが弱いなと感じていました。
これから人材不足になる中で
- 自動レジの導入
- AIを活用した発注システム
- デジタル管理された値札(値札を毎日張り替えるだけでもだいぶ大変ですからね)
など対応を打っていかないとなかなか人集めが大変だと感じたからです。また、人不足という観点ではなく廃棄の低減、売上高の向上などAIやITを活用することで改善できる余地が多いと感じたので、そういった取り込みをしている企業があれば伸びるだろうなと思っていたところでした。
実際に店舗に行ってみる
今回は家から一番近い、トライアル八千代店を訪問しました。
まずは店舗に入ると普通の買い物カゴとバーコードリーダーとタブレットののった「レジカートカゴ」と呼ばれるものがあります。これはテレビで見ていたので知っていました。
今回は視察に来たので当たり前にレジカードを使うことに。
また、レジカードで最終的に決済するためにはトライアルの決済アプリ「SU-PAY」をスマホに入れなくてはいけないのでダウンロードしてチャージをします。
レジカートのすごいところは
- 自分でバーコードを読むことができ、今いくらつかっているのかタブレットに表示される(買い過ぎ防止になりますね)
- お得なクーポンがタブレット上に表示されるので気になる商品があればすぐに売り場に行ける
- レジ待ち無し、アプリで決済して専用のゲートを潜れば買い物完了
です。
なお、アプリに登録する段階で氏名や年齢なども登録するので「どこどこに住むなになにさんが今日何を買ったのか」ということがトライアルにはデータとして残るわけです。
肝心のスーパーとしては普通
そんなテクノロジーをフル活用しているトライアルですが、肝心の売り場はめちゃめちゃ安いわけではないですし、生鮮品も鮮度、値段的に突出して何かが良いとか安いということはないです。
店員も少ないのでお店に活気もありません。
データを活用することでもっと良い店舗づくりをしていくのはこれからのフェーズだということですかね。
今後どのようにAIやITを顧客満足につなげていくかは未知数ですが、非常に可能性を感じる企業です。
株を買うと気にする。調べる。詳しくなる。
私は株を買う時は一気に100万円も買うことはしません。金額が多くなるとたくさん調べなきゃいけないですし、調べたところで調べた株が上がるとは限りませんし。
ただ、負債が少なく、利益も出ていて財務が健全であり、損益計算書上で売上高や利益も伸びていて自分が実際に店舗やサービスを使ってみていいなと思ったものはとりあえずちょっとだけでも良いので買ってみます。
今回はSBI証券の現金残高が数万円しかなかったので3株だけ購入をしてみました。
不思議なことに買うと、少額高額に関わらず気になり調べたくなり詳しくなってくるからです。
小銭が入った時にちょっとづつ買いましてポジションを作ってきたものばかりです。